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映画術 ヒッチコック/トリュフォー

 

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時折、訪ねてきてくれて貴重な映画談義をしてくれる

映画フリークのお友達、M夫妻。

昨日、ドキュメンタリー映画「ヒッチコック/トリュフォー」

(2015/米・仏)のチラシを届けてくれました。

 

そこで引っ張り出したのが、30年ほど前、

当時トリュフォーファンだったこともあって、

大枚はたいて買った大著『映画術 ヒッチコック/トリュフォー』。
 

一つ一つの作品がヒッチコックとトリュフォーの

インタビュー形式で詳細に解説されているから、

わかりやすいし面白いのなんの。

80年代の半ば、小倉でも次々リバイバル上映されていた

ヒッチコック作品を見ては、この本を開いたもの。

トリュフォーの序文(といってもかなり長い!)が名文。

ここ読んだだけでも、〈映画作家〉ヒッチコック好き加減が

半端ないことがよくわかります。

 

当時2900円。20代の自分にとっては、高額だった記憶が…

勇気のいる決断だったけど、買ってよかったなぁ。

ということで、この本にまつわる映画「ヒッチコック/トリュフォー」、

絶対見なくてはなりません!

 

 

 

M夫妻は先日、「アルジェの戦い」、昨日は「スモーク」を観たという。

なんともうらやましい限り。

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映画「この世界の片隅に」

本と映画。
今年は何といってもこれだなぁ。
映画「ハドソン川の奇跡」

実話を基にしたイーストウッド作品。

 

切れ味のするどい演出、余計なシーンはなく、サクサクと物語が

進む速足の展開。

それなのに途中、何度か自然と感動が込み上げてきて、

涙こらえるのに必死だった。

ラストは爽快だし、さすがと思わざるを得ない。

イーストウッドにまんまとツボを押さえられた気分。。。

 

原題は、機長の名前の「Sully(サリー)」。

冷静沈着に事を成し遂げた機長本人は、

自分は英雄ではない、奇跡ではない、仕事を全うしただけ、

全力を尽くしただけ、チームワークがよかったから、

と言っているところが、さらに感動を呼ぶのだろうな。

 

 

さぞや世界を騒がせたであろうこのハドソン川の不時着水事件。

自分の記憶にとんとなかったので、調べてみると…

2009年1月15日、まさにキリマンジャロにアタック中であった。

登頂は16日。前後数日間はテレビも新聞もなし。納得。

映画「怒り」

吉田修一原作。かならず読もう。

 

千葉、東京、沖縄の3つの地域に分けて描かれる現代の闇。

どれも切ないが、沖縄編は特につらかったな。

役者さんたちの演技がすばらしく、見ごたえある作品になっている。

 

人が人を信じるって、いったいどういうことかな。

最近、ちょっと哀しいことがあったのでそんなことなんぞ

考え込んでしまった。

 

 

 

映画『イレブン・ミニッツ』


8月末の短い上京中に観た映画『イレブン・ミニッツ』。
ヒューマントラストシネマ有楽町にて。


終始緊迫。
ゾッとするラスト。
人は何に向かって時間を費やしているのか…
監督は、ポーランドのイエジー・スコリモフスキ。
78歳でこの感覚!


この後、星野道夫の没後20年特別展(銀座松屋)へ。

森岡書店は、クローズ。残念。
ドキュメンタリー映画「抗いの記」

昨日は店をちょっと早じまいして、ドキュメンタリー映画

「抗いの記 記録作家 林えいだい」東田シネマの先行上映会へ。

現在、田川市在住の林えいだいさん(1933年生)。

筑豊を拠点に、抑圧された民衆の声を拾い上げた著作は

50冊を超えるそう。

1960年代は戸畑に移り住み、北九州市の職員として働いていたこともあり、

公害の実態を訴えた記録映画「青空がほしい」の制作に大きくかかわった方だった。

朝鮮人強制連行、戦争、公害、差別…

国家権力に抗うことが困難だった時代、

歴史の闇に葬り去られた真実のいかに多いことか。

この映画でさらに知ることとなる。

かつて日本の経済を支えた筑豊炭鉱には、

多くの朝鮮人が強制連行され、福岡県だけでも17万人を超えたという。

あげく、差別と過酷な労働を強いられ無念の死を遂げた朝鮮人たち。

名を刻まれることもなく、ただ石ころだけが置かれた墓が

筑豊地域には無数に存在するという。

人が人をそこまで貶めてよいものだろうか。

国家権力とはなんだろうか。

活動の原点は、炭鉱から逃げてきた朝鮮人労働者を匿ったことにより

「国賊」として罪に問われ、拷問によって

非業の死を遂げた神主だった父にあるという。

「いいたくない、いわない。表面に出ない隠れた部分こそ、問題なのだ」

「歴史の教訓に学ばない民族は結局は自滅の道を歩むしかない」

えいだいさんのメッセージが静かに胸に迫る。

癌と闘病中の今も、指に万年筆をセロテープで貼り付けて執筆する姿、

力強く声を発する姿に、自分自身がこうも励まされようとは。。。

映画にさきがけて、『海峡の女たち 関門港沖仲仕の社会史』

(葦書房)『筑豊坑夫塚』を入手。

メッセージを汲み取るべく、読んでみようと思っている。

この映画は、来年1月から東京イメージフォーラムを皮切りに

全国公開されるようだ。

東田シネマ 



『風の道づれ』(山福康政著 裏山書房発行)にもえいだいさん登場。

人からなんち言われようと、やるだけやるとさわやかに笑う…とある。

牧野映像美術館IN日田


梅雨らしい日田彦山線、車窓からの眺め。

昨日、「牧野映像美術館IN日田」へ赴く。

 

6月11日、雲のうえのしたでが主催した

「牧野映像美術館&出版祝賀会@武蔵」にも

日田ヤブクグリからたくさんの皆さんが駆けつけてくださったが、

今度は私たち雲したが…とよしいいくえ氏とともに

早朝、日田彦山線に乗り込んだ。

 

前夜の激しい雨の影響で徐行運転。

田植えが終わったばかりの水田やしっとり濡れた山々の緑…

梅雨らしい風景を眺めているうち、日田到着。


辿りついた会場の映画館、シネマテークリベルテ。

 

本日イベントにつき休映とのことだったが、支配人原さんが

牧野さんのためにグルジア映画「ピロスマニ」(1969年)を

特別上映してくれるという。

 

1978年の初公開当時から、なかなか見るチャンスがなかったこの映画、

このようなかたちで鑑賞することなろうとは。ご縁に感謝。

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開演前、青木隼人さんのギター演奏が会場をしっとりと包み込む。

 

日田、大分、福岡、北九州から続々と人が集まる中、

ヤブクグリ会長黒木さんの軽快な司会で

牧野さんの映像美術館がはじまる。

 

219枚、幼少期から現在までの画業を

2時間以上たっぷりスライド&トーク。

つぶやくような解説 笑 

牧野さんらしい。

 

映画館ということもあり、小倉武蔵会場とは一味違った雰囲気。


最後に原さんから、花束贈呈。

 

映画館の存続が難しいこのご時世。日田で唯一の名画座を

守る原さん。その原さんとリベルテをいろいろなかたちで

応援する牧野さんへの感謝の気持ちが感極まり、

声を詰まらせるシーンも。

日頃の交流が伺え、胸熱くなる。

 

このような関係は、「ヤブクグリ」にも「雲のうえ」にもどこか共通。

牧野さんの周りにはいつも同じ空気が流れている。

 

日田の皆さんのあたたかな気持ちあふれる素敵な会。

原さん、黒木会長、ヤブクグリの皆さん、おつかれさまでした。

 

そして、打ち上げ途中で退散せねばならなかった自分を

わざわざ通りまで出てきて見送ってくださった

寶屋のおかみさんに、心より深謝。

 

同時開催

牧野伊三夫展「僕と太陽とヤブクグリ」

2016年6月13日(月)−7月6日(水)

 

 

はじまり一座



昨夜は、いのちきらり「はじまり」のまつり、で門司港へ。
石牟礼道子さんの『水はみどろの宮』に出会えた日。

はじまり一座の祭文語りの世界。
言葉、絵、映像、音、舞踊…
全身の神経にピリピリと染みわたり、
文学の力、芸能の力を思い知る。

雑誌「風の旅人」の連載で読み知っていた姜信子さん。
一度お会いしてみたかった。



山福朱実さんとも再会。かれこれ4年ぶりか。
朱実さんは、8月、「雲のうえのしたで」がナンダロウアヤシゲさんと
企画したふげん社(築地)での「地域からの風〜北九州編」のトークゲスト。
7月の帰省時には、朱実さん、末森さんのライブ話も持ち上がる。
楽しみでならない。

山福印刷(若松)の康生さんにも久しぶりに。
フリーペーパー「雲のうえのしたで」の印刷では大変お世話になった。
近く黒崎の古本や檸檬さんで、
故山福康政さんの作品展示も催される。
古本や檸檬


たくさんのつながりが今年になって、カタチに。
不思議な巡り合わせに心躍る。
前夜の(飲み)疲れを押して行ってよかった。
「どくんご」愛より速く!

心奪われし、どくんご。

待ちに待った2年振りの公演。
期待裏切らず。

今回も2回、観ることができた。
もはや好きすぎて、1回目は観客の反応が気になりっぱなしで落ち着かず。
2回目は、どっぷり、夢の中。
最前列で浮遊感味わう。

しょっぱなの演奏は、映画「オアシス」から。憎い!
どのシーンも印象的で、思い出すたび熱くなる。


全員での掛け合いは生(せい)を実感!
心のありか、教えてくれてありがとう(⌒▽⌒)
これだから、どくんごやめらないー

大入袋に嬉々。

映画「レヴェナント 蘇えりし者」



最近、ちょっとお疲れ気味。
息抜きに映画。

アレハンドロ・イニャリトゥ監督だから…と観た映画だけど、ハテナ?
こんな映画作る人だったっけ?

157分、凄まじい暴力シーンの連続。
緊張緩まず、何度か息、止めたな…

奥行き、感じられず。
突っ込みどころは多々あるものの、大自然の迫力ある映像が素晴らしい!
撮影は、エマニュエル・ルーベスキ。
音も沁みたなぁ。

こういう映画は、映画館で観なくっちゃ