本、映画、ひと、音楽、旅のことなど
<< November 2018 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 >>
『アイヌの碑』(茅野茂著)

iPhoneImage.png

アイヌの末裔のひとり、茅野茂氏の自伝『アイヌの碑』。

 

『静かな大地』以来、アイヌについての興味が尽きない。

和人(大陸を渡ってきた開拓者たち)が、

少数民族・アイヌに対して行った酷いしうち。

土地だけでなく、言葉も、尊厳も奪われたアイヌたちの声、その後の人生。

自身の生い立ちや悲しい思い出、

忘れてしまいたいような体験、

恥とも思えるような失敗を

涙ながらに綴ったという。

遺してくれてありがとう。

 

アイヌの歴史から何を学ぶか。

自然や生き物への畏敬の念が込められた

ウエペケレ(民話)やアイヌたちの豊かな文化や

風習に、今を生きるヒントになるものがあるような

気がしてならない。

 

 

 

『静かな大地』(池澤夏樹著)


小川洋子さんがブックガイド役のFM番組を毎日曜日、
愛聴している。
そこで紹介されていた『静かな大地』(池澤夏樹著)。
読み始めたら、止まらず。

江戸末期から大正期にかけて、蝦夷地での
先住民であるアイヌの人たちと本土から移り住んだ
和人たちの歴史入門として面白く読む。
主人公三郎は、池澤夏樹氏の母方の祖父の
兄(原條新次郎氏)がモデルという。
事実と創作が見事に調和。
自然、祈り、民話…
独特の文化を持つアイヌの民から、
名を奪い、土地を奪い、
大切にしてきたものをことごとく破壊し、
近代日本はここまできた。
アイヌ民族の悲しい歴史を背景に発展していった。
破壊はまだ続いている気がしてならない。
いったいどこへ向かうのか。


この小説の最後を飾る池澤氏の創作民話『熊になった少年』。
人類に向けた大きなメッセージが込められている。
絵本にもなっているのでさっそく入手。 作者も是非声に出して読んで欲しいと。
粛々とした気持ちで朗読。
熱いものが込み上げる。


映画『人生フルーツ』 ほか

iPhoneImage.png

『人生フルーツ』

大評判映画だからか、北方シネマも嵐の夜にかかわらず、

多くの人が観に来ていた。

 

津端夫妻の素敵な生き方は著作の『ときをためる暮し』を

読んで興味を持っていた。

 

よくできたドキュメンタリー。

が、どこか物足りない。

「プラスチックはダメ」

「コンビニで買い物をしない」

といったふたりの行動原理がみえない。

美しく日常を切り取るばかりで、

生き方の根っこが見えてこない気がした。

 

パンフレットの監督日誌によると、

実は津端修一さんは取材を断固拒否し続けていたという。

人づきあいも苦手。

何度も激しく断られたり、かなり紆余曲折あってできた映画のよう。

逆にその性格をそのまま描いたほうがよかったのでは…

なんて思ったり。

確かに素晴らしい生き方で多くの方に影響を

与えたおふたりではあるけど、遠い存在に感じられて残念。

あまり美しく脚色せずに、夫妻のありのままの姿を写し、

観る人にもっと考えさせてもいいのではないかなぁ、と。

 

ま、映画にはいろいろ思うところはあるが、

津端さんのいう「ときをためる暮らし」は、

あきらかに自分の中の何かを目覚めさせて

くれたような気がする。

 

 

ほかにも、このところの忙しさの中で観た映画。

 

『セールスマン』

イランのアスガー・ファルファディ監督作品。

レイプ被害がテーマ。

主人公夫婦が舞台役者という設定の中、

イラン社会でどう扱われるのか…

被害者が声を上げない中で起こるドラマ。

背景は違っても、どの国も一緒。

悶々としてしまった。

 

『FAKE』

これは森達也氏にしてやられた!って感じの映画。

いったいこの世の真実って何だろう?

あたまがこんがらがる。

 

『将軍様、あなたのために映画を撮ります』

これはなかなか拾い物。

不思議のクニ、北朝鮮。

最近どなたかが「北朝鮮に戦後はない、朝鮮戦争をまだやっている」

という発言があったが、まさにそうかもしれない。

 

 

 

 

 

新しい出会い

土曜日のライブから一週間。

余韻はいまだ続いているが、遠い昔のようでもあり。。。

今週は予期せぬ訪問あったりで、あっという間だった。

 

7/18() 

定休日だったが、夕方より、以前から楽しみにしていた

「デュオ・ダイヤローグス 谷本仰×フクヤマワタル」

ライブのために福津市のうらんたん文庫さんへ。

本に囲まれた素敵なステージ。谷本さんも絶好調。

満喫させていただく。

うらんたん文庫、みゆきさんの打ち上げの手料理が

絶妙な味加減。こうありたいもの。

iPhoneImage.png

 

 

20() 

山福朱実さんから連絡があり、豪雨被災地の朝倉への

ボランティアと連載の取材撮影のために写真家で映画監督の

大西暢夫さんが来北中なので一緒に飲まない?とのお誘い。

末森樹くんも一緒。

朱実さんのお友達として、先月のミュージシャンの

イマイアキノブさんに続く2人目の訪問者である。

ありあわせのものでグリーンカレーやサラダでお出迎え。

大西さんはポレポレ坐の後輩にあたるそう。

大変な仲良しでかつおふたりとも大酒のみ。

久しぶりだったようで、懐かしい話でかなり盛り上がっていた。

4人で夕方から深夜まで(お決まりの白頭山にも…)、

飲んで語ってあっという間。

 

衣食住をテーマに、失われていくものや人たちを

写真や映画で広く伝えようとしている

大西さんのお仕事は大変興味深い。

悪巧みも含め、色々な話。

 

深夜1時。今から白頭山( 一一)

iPhoneImage.png

 

21() 

店を17時で早じまいして、福岡ももちパレスへ。

映画『コスタリカの奇跡』上映と足立力也さんx丹羽順子さん

x関根健次&スペシャルゲスト有坂哲さんさんトークショー。

この映画の上映会を8月末に企画中のこともあり、

フェアトレード試食会のぽんちゃんとウシコさんも一緒。

1948年から70年近く、軍隊を持たない丸腰国家コスタリカ!

コスタリカにあこがれ、数か月暮らしてみたという

ユナイテッドピープルの関根健次さんによると、

「この国の人たちは人としてワンステージランクが上にいる感じ…」

どうも精神の在り方が違うみたいで。

今一番行きたい国ナンバー1に浮上。

終了後、ずっとお会いしてみたかった関根さん、コスタリカ研究家の

足立力也さんにご挨拶。

今やコスタリカといえば足立さん。お話をもっと伺ってみたい!

 

iPhoneImage.png

コスタリカ本、少し前から読んでいたけど、なかなかピンと

来ていなかったけど、映画見た後だと面白く読める。

行ってよかったなぁ。

終了後は試食会のふたりと上映会のためのミーティング。実り多き一日。

 

iPhoneImage.png

 

2017年上半期、ようやく一段落

iPhoneImage.png

やないけいさんと平井正也さんと。
おふたりと一緒だなんて、もう最高の一日。

平井正也さんとはじめて会ったのはこの3月、creamでのライブ。
正直、この時、圧倒されてしまって(一目惚れ?)
5月にどくんごの豊後高田公演で家族4人でのバンド、
nelcoが幕間で出演。

まさかの再会! お子さんのしまちゃん、ジンタ君がかわいいのなんの。
それからしばらくしてご本人から連絡いただき、
緑々でのライブがトントン拍子に決まった。

歌も魅力的だが、ホームページやSNSで拝見する限り、
ファミリーの生き方もかっこいい。
これからが楽しみなだなぁ。


春のはじめから初夏にかけてのイベントシーズンも

15日のライブで一段落。

いろいろあったな…


毎年、なぜか
6月は忙しい。

疲労の蓄積からか、首、背中、腰、足…

からだのあちこちが痛みが駆け巡り、一時はどうなるかと。

いくら楽しいからといっても限界が^^;

そろそろ年を考えて予定を入れねば。


8月は父の初盆。

そして南アフリカからモモちゃんの来日イベント、

映画「コスタリカの奇跡」上映会、谷本仰ソロライブ…

体力温存!

居酒屋白頭山

iPhoneImage.png

戦利品。

 

忘れもしない6/9

うちの相方とチキュウオンと3人、

駅前の白頭山でNHK72時間」の撮影クルーからインタビューを受けた。

なれそめやらなにやら、結構根掘り葉掘り聞かれ、

調子に乗ってついぺらぺらと^^;

が、7/14の本放送では使われず、ほっと一息。

 

24時間営業の白頭山にはいろんな時間帯でお世話になっている。

呑兵衛にはありがたい存在。

実にいろんな方(自分もその一人)がいて、小倉らしい(?)カオス。

ディープな雰囲気。不思議な居心地の良さなのである。

 

名物の百円ビール、実はあまり利用せず。

ガラスケースの中の煮物や漬物、ポテサラなどのつまみファン。

手づくりで安くて美味しい。

気取らないのが一番だ。

 

iPhoneImage.png

くじゅう男池

 

 







 



 

久住山へ



5月30日、くじゅうへ。
久しぶりの登頂。

もう1週間経つのか…。
今ごろ、ミヤマキリシマも見ごろを
迎えているだろう。

花の旅。











山に入ると生き返る。
五感を澄まして歩く。
吐く息の音。
ただ自分だけ。

山では人になる気がする。

『楽園』(夜釣十六著)

iPhoneImage.png

 

知人に薦められて、久しぶりに小説を読むことに。

32回太宰治賞の受賞作だという。

 

筑摩書房と三鷹市が共同主催する太宰治賞は、かつては吉村昭氏、

宮尾登美子氏、宮本輝氏を輩出したという小説の新人賞。

期待高まる。

 

『楽園』(夜釣十六著)。

消えゆく戦争体験の記憶をある若者が老人から

受け継いでいくというもの。

舞台は南国の廃墟の村。

全体に幻想的な空気が流れ、よく考えられた展開、

謎めいているのでいつのまにか引き込まれ、

あっという間に読み終えていた。

無駄な描写は一切ないが、登場人物も自然も的確に丁寧に描写され、

イメージがどんどん湧いてくる。南国の湿っぽさが伝わってくる。
 

面白かった。

多くの方の話や資料を紐解いて生まれた物語というから、

老人が語った戦地での体験はおそらく事実だろう。

 

決して戦争体験を口にしなかった老人たちも、風化を恐れ、、

ようやく語りつつあるというニュースを時折耳にする。

さて、どうやって伝えるか、文学にそれが可能か…

この本を読んで自分なりに、そんなことも考えたり。

 

作者は20代の女性というから驚き。

今後が楽しみだなぁ。

 

映画「ムーンライト」

ちょっと前に観た「ムーンライト」は静かでとても美しい映画だった。
説明が一切ないところが気に入ったな。