本、映画、ひと、音楽、旅のことなど
<< December 2019 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>
<< 語り継がねばならないこと | main | 谷根千歩き >>
『忘れられた巨人』(カズオ・イシグロ著 土屋政雄訳)


久しぶりのカズオ・イシグロ。

 

6世紀ごろの英国、アーサー王伝説を下敷きにしているという。

何の予備知識もなく読んだが、支障なく十分に楽しめた。

知っていればもっと楽しめたのかもしれない。

 

記憶と忘却、繰り返される争い、慈しみと愛…

普遍的なテーマのもと、

あれはいったいどういう意味だったのか…

ちりばめられた暗喩や謎にまんまとはまり、

知らず知らず物語に引き込まれていく。

いつものごとく、解釈は読み手にまかされる。

そんなワクワクとは反対に、

読後はいつものごとく、切ない気持ちにさせられる。

 

仕掛けられた罠にはまりたくてイシグロを読むのかもしれない。

 

 

読む日々。

一日の終わり、スマホのバッテリー残が50%以上になってきた。

どことなく調子よい。