本、映画、ひと、猫、緑々農園、備忘録。。。
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珍しく父のこと


『石牟礼道子・多田富雄往復書簡 言霊』。
魂を打つ言葉がゆき交う。
このような本に出会うことができたのも
病に伏す父のおかげ。

父が脳梗塞に倒れてから2カ月半。
右半身麻痺で当初はピクリとも動かなかった腕も脚も
なんということか…
リハビリの甲斐あって、見事な回復をみせ、
介助つきとはいえ20mほどであれば、
一人で歩くことができるようになった。
廊下で歩く姿を見たとき、飛び上がりそうになった。
そしてただただ天に合掌。

人とはどこか違う生きざまを選び
家族を路頭に迷わせたことがたびたびあった父。
抗い反発したことも数知れない。
それでもいつも家族は父を中心に回っていた。
特にこれといった功績があるでもなく、
ただただ凡庸に生きてきた父であるが、
この人を越えることはできない、と思う。

80歳。
嚥下障害、失語症と重い障害の克服はまだまだこれから。
今後の生活にも多くの不安を残すが、
きっと乗り越えてくれる、そう信じている。