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くじゅう男池

 

 







 



 

久住山へ



5月30日、くじゅうへ。
久しぶりの登頂。

もう1週間経つのか…。
今ごろ、ミヤマキリシマも見ごろを
迎えているだろう。

花の旅。











山に入ると生き返る。
五感を澄まして歩く。
吐く息の音。
ただ自分だけ。

山では人になる気がする。

『楽園』(夜釣十六著)

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知人に薦められて、久しぶりに小説を読むことに。

32回太宰治賞の受賞作だという。

 

筑摩書房と三鷹市が共同主催する太宰治賞は、かつては吉村昭氏、

宮尾登美子氏、宮本輝氏を輩出したという小説の新人賞。

期待高まる。

 

『楽園』(夜釣十六著)。

消えゆく戦争体験の記憶をある若者が老人から

受け継いでいくというもの。

舞台は南国の廃墟の村。

全体に幻想的な空気が流れ、よく考えられた展開、

謎めいているのでいつのまにか引き込まれ、

あっという間に読み終えていた。

無駄な描写は一切ないが、登場人物も自然も的確に丁寧に描写され、

イメージがどんどん湧いてくる。南国の湿っぽさが伝わってくる。
 

面白かった。

多くの方の話や資料を紐解いて生まれた物語というから、

老人が語った戦地での体験はおそらく事実だろう。

 

決して戦争体験を口にしなかった老人たちも、風化を恐れ、、

ようやく語りつつあるというニュースを時折耳にする。

さて、どうやって伝えるか、文学にそれが可能か…

この本を読んで自分なりに、そんなことも考えたり。

 

作者は20代の女性というから驚き。

今後が楽しみだなぁ。

 

映画「ムーンライト」

ちょっと前に観た「ムーンライト」は静かでとても美しい映画だった。
説明が一切ないところが気に入ったな。

いがらしみきお作品

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T瀬さんから、これ面白いよと薦められた漫画家の

いがらしみきお作品をたて続けに読む。

 

『誰でもないところからの眺め』

『I【アイ】』1〜3巻(いがらしみきお作)

 

超ヘビー。混沌。混濁。

作者と同年代ということもあるのか、

考えていることが似ていて深みにはまる。

 

久々の漫画。こういうのは好き。

 

4月から最近までに読んだ本はこんな感じ。

 

『チェルノブイリの祈り』(スヴェトラーナ・アレクシエービッチ著)※再読

『ボラード病』(吉村萬壱著)※再読

『虚ろまんてぃっく』( 〃 著)

『生きる』(奥田愛基著)

『朽ちていった命 被ばく治療83日間の記録』(NHK東海村臨界事故)取材班)

『知の仕事術』(池澤夏樹著)

 ↑これには、「保育園落ちた日本死ね!!!」の全文掲載あり。

  池澤氏のいう通り、名文。

  ここだけでも(?)必読の価値あり。

 

ほかにもフェアトレードに関する本などを読み漁る日々。

いつになく、ノンフィクション多い。

 

 

そろそろ小説が読みたいなぁ。

物語の魅力に触れたい。

あちらの世界に連れていってほしい。

水俣病講演会へ



4/30(土)店を休みにして、

天神の光円寺で開かれた水俣病講演会へ足を運ぶ。

プログラムは、原一男さん、森まゆみさん、若松英輔さん、

緒方正実さんたちによるそれぞれの水俣の話の後、

全員での対話。

司会は奥田愛基さん。

 

豪華登壇者。

3時間で収まるはずはなく、約一時間押しで終了。

 

水俣病とは何か、何を失ったのか…答えはあろうはずもなく。

 

死者たちの言葉にならない言葉、

本当のことは表に出ない(見えない)…


なぜ、今、あなたたちはここにいるのですか?

なぜ、今日この話を聞きにきたのですか?

という若松さんの問いかけは胸に堪えた。

水俣病は、いつのまにか自分自身の問題に

なっていた。
 

体験に基づくみなさんのお話、

この場では消化できず。

著作によって知るしかない。

 

いてくれてありがとう

自宅前。

今日は、久しぶりにEさんのお顔を見ることができた。

外に出るのが得意ではないだろうに、
冷たい雨が降る中を、
息せき切って笑顔でやってきてくれた。
年末以来。安心した。
よき一日。

いてくれてありがとう、は私の方だ。
花見ウォーク2017

春だ、花見だ、花見酒だ!


4月4日、定休日。恒例の花見ウォークへ。

今年はちょい遅め開花。 まずは安部山公園までの並木道。


安部山公園。桜も人もまばら。



妙見宮。
名物の枝垂れ桜は、蕾もまだついておらず。



広寿山福聚寺。同じく枝垂れ桜の見頃スポットも今ひとつ。




紅葉の若葉が美しかった。


いよいよ、小倉城。
人もまばらでは、あったけど、それなりに。




旦過市場で仕入れたつまみで、花見酒。うんまい!

酔った勢いで歩いて帰宅。
10時半に出発して、16時帰宅。
蕾とはいえ、今年も桜を鑑賞できて
しみじみ良かった…な。
読書のじかん

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毎月一度、クロスFMグリーンライフ講座で

「読書のじかん」という読書会を担当してから

はや9か月。

 

そんなこともあり、

なぜ、読書会?
読書って個人的なモノでしょ、何がおもしろいの?
流行ってんの?
って最近よく聞かれる。

 

私にもわからない 笑

読んだ本のことを人と語り合うのも自由、
語らないのも自由と思うし。

基本的にだれかと一緒に語ることが好きなだけ、
としか言えず。

 

ただ、話していると、いろんな考え方に触れることもできるし、
うんちくはためになるし、情報交換できたりするし、
せっかく読んだんだから、もっと深く掘り下げて
とことん楽しみたい、なんて、そんな気持ちかな。

好きな本のことをけなされたりすると
気分悪かったりもするけど、
たかが本、されど本、まあそう気にすることもないか、と。

 

読みたいから読んでいるだけ。
おそらく歌いたい人は歌い、
描きたい人は描く、
踊りたい人は踊る、
それと同じかなと。

 

本は自分を別世界に連れて行ってくれる。
知らないことを教えてくれる、
自分には欠かせない存在。

救われることも多々あったし、
この世に本があってほんとによかった。

 

読書会の進め方については、昨年秋の朝日新聞文化欄に
掲載されていた読書会のススメについての記事の中での
ある方の発言を参考にしている。
以下に抜粋。

 

  大切にしているのは「作品に敬意を払うこと」。
  作家をこきおろしたり、上から目線で批評したり

  しない。「ついつい本の審査会のようになりがち。
  できるだけいいところを見つけるようにしている。
  批判2に対して、褒めるのが8、の割合を大切に

  しています。」

 


語るのも大事だけど、耳を傾けるのも大事。

これがなかなかできないんだよねー

『キャスターという仕事』(国谷裕子著)

この人でなければならない仕事、というものがあるものだなぁ。

 

まさか降板なんて考えたこともなかった番組、

国谷さんがキャスターを務め、23年間続いた

「クローズアップ現代」が、終了してほぼ一年。

 

自分は、決して熱心な視聴者ではなかったけれど、

この時間帯にTVを見ることがあれば、必ずチャンネルを合わせていた。

 

この番組を見ることで、自分と社会がつながっているような、

そんな安堵感もあり、見ずにいられなかった。

毎日開く、新聞のようでもあった。

 

国谷さんがいうところのキャスターの役割の一つ、

「視聴者と取材者の橋渡し役」として、

まさに自分の日常にも国谷さんがしっかりと存在していたことに、

終わってから気づかされた。

 

視聴者と同じ目線でいることを重視して

毎回毎回、自分の言葉で話し、伝え、納得のいかないことは

とことん追求する…

物事をあらゆる局面から考え抜いて、橋渡し役に撤し、全うされた方。

うすうす感じてはいたが、その日々の努力は並大抵では

なかったことが、この本で明らかに。

 

読後、懐かしさからYoutubeで国谷さんの「クローズアップ現代」や、

記者クラブ賞の受賞講演を見返してみた。

あいまいな言葉は一切使わない、はっきりしたものの言い方が

なんとも爽快。

 

有能で強靭な精神力を持つ人物、といった面だけではない、

混迷する社会を共に生きるやさしさを併せ持つ、そんな人物のような気が。

魅力的な国谷裕子さんにただ今、かぶれ中なり。