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春の兆し



2017年3月1日、午後より快晴。

あちこちの庭先に春の兆し現れ、ウォーキングも楽し。





















あと半月もすれば、木蓮や雪柳、レンギョウも加わり、
さらに華やかになるだろう。

2月の映画「沈黙 サイレンス」

 

 

2月に観た映画「沈黙」のこと、メモ。

 

 

・映画「野火」以来、塚本晋也監督びいき。
あの表情はなかなかできるもんじゃない、と。
あんなにやせて大丈夫か、と本気で心配したり。
塚本監督は、公開前のプロモーションには主役並みに登場。
FBやツイッター、ラジオ結構、追いかけ。

 

・本という平面が、立体に立ち上がる映画。

映画となると背景や色、役者の表情、セリフの強弱によって

同じ原作でもつくり手によって違うものに(当たり前のことだが)。

 

・自分が読み流した部分が、たっぷり時間をかけて描かれていたり

ここ長いなぁ、ここチカラ入っているなぁ…

原作の捉え方は人さまざまなものだなぁ、と。

ストーリーは原作には忠実でありつつも、演出する者によって

独自の世界が現れる映画。

読むほうが先、のほうがおもしろいなぁと思う。
自分はやはり読んでから観る派。

 

・布教する者と禁じる者、宣教師と信者、
殉教するものと転ぶもの、お役人と農民、外国人と日本人、
さまざまな立場が偏りなく描かれる。
原作もそうだが、映画も。ますます混迷。


・役者は皆、迫真の演技。だれもが素晴らしかったと思う。
特にリーアム・ニーソンの存在感はすごかった。

 

・遠藤文学は、出口の見えない倫理的な問題を取り扱ってはいるが、
小説にすることですこーし歩み寄ることができる。
もしかしてエンターテインメントとして読んでいいのか、という感覚。
「海と毒薬」「私が棄てた女」もそういえば、そんな感じだったなぁ。


・マーティン・スコセッシ監督、ありがとう。次回作は、あるのか…。

 

 

映画「ふたりの桃源郷」

2月の東田シネマ、「ふたりの桃源郷」。

 

88歳、病の身ながらもなお、薪を割り

背筋をピンと伸ばして直立するおじいさん、カッコいい!

 

山道で手に入れた、たった一本のリンドウをおじいさんに

差し出すおばあさん、かわいい!!

 

敬語で語りかけ、敬いあう夫婦、家族の姿がうつくしい。

 

たったふたりの山暮らし。

自然の中で多くの命や愛に囲まれ、豊かに生きたふたり。

ともに慈しみ合い、体を動かし、できることはなんでもやって、

生きることを全うしたふたり。

こうした人の営みは、子や孫に累々と引き継がれてゆく。

 

夫婦とはなにか、家族とはなにか、老いとは…

生きていくうえで大切なことはなにか。

そんなことを考えさせてくれる、感動的な作品だった。

 

 

腰の大きく曲がったおばあさんは、まさに亡き母の姿。

どうしても両親を重ねてしまう。

こういう映画、今の若い人はいったいどう見るのだろうか。

 

 

日本のドキュメンタリー映画の良作を上映してくれる東田シネマ。

来月は『 広河隆一 人間の戦場 』 

4月からの北方シネマにも期待大。

1月備忘録 冬の京都散策

お仕事ついでに京都をぶらぶら。

今回、到着後すぐに訪れたのは作庭家・

重森三玲の枯山水の作品が鑑賞できる東福寺。

 

静かな時を過ごす。

 

北斗七星を描いているという。

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市松模様の庭。

絵画のようでもあり。。。

 

 

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紅葉の名所、東福寺はシーズン中はかなりごったがえすよう。

さすがに真冬は静か。

 

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2016年は若冲生誕300年ということで錦市場のシャッターは

さながら美術館のようになっていました。

閉まってからじゃないと見れない。。。

 

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毎度おなじみ、旅の最後はお気に入りの「レティシア書房」。

新幹線の時間まで小一時間、ゆっくり過ごしたのでした。

 

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1月備忘録 ロベール・クートラス作品展へ

 

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いつか…とあこがれていたクートラスの作品展

「僕は小さな黄金の手を探す」を開催中の大山崎山荘美術館へ。

 

 

タロットカード大の厚紙に毎夜描いたというカルト「僕の夜」、

印刷屋から貰いうけたポスターの裏に描かれた

「僕のご先祖様」、いずれも見たかった実物が目の前に。

さすがに撮影は禁止でした。

 

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アサヒビール大山崎山荘美術館へは河原町から電車で15分、

駅から徒歩で10分ほど。

 

この山荘は、英国調の本館と安藤忠雄氏設計の

新館が見事に調和した重厚な建物。

桜や紅葉のシーズンはそれはそれは美しいたたずまいのよう。

それゆえに人であふれるようでもあり。

真冬はオフシーズン。人け少なく静かに鑑賞でき、満足。

 

ゆっくりたっぷり楽しんだ贅沢な京都への出張。

またこの夏に。。。

 

1月備忘録 京都映画三昧

1月上旬、シサム工房さんの展示会のため、京都出張。

ラッキーなことに、観たい映画がこぞって公開中。

 

1本目。

すごいものを見てしまった!

 

「アルジェの戦い」(1966年、伊・アルジェリア)

ドキュメンタリーかと見まごうリアルさ。

演じているとは思えない迫真の演技。

胸にずんずん迫りくる圧倒的な音楽。

緊迫につぐ、緊迫。

これほんとに1966年の映画!?

おそらく自分が今まで見たい映画で5本の指に入る。

 

2本目。

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みなみ会館でアッバス・キアロスタミ追悼上映中。

「そして人生はつづく」鑑賞。

「友だちのうちはどこ?」(鑑賞済み)

「オリーブの林を抜けて」(未見)と合わせて、

ジグザグ道3部作と言われる作品。

こんな撮り方あったんだー。

1作見ただけではわからない、キアロスタミが巨匠と

呼ばれる所以がわかったような。

 

3作目。

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ドキュメンタリー映画「ヒッチコック/トリュフォー」(2015年、米・仏)。

スクリーンの中とはいえ、大好きなトリュフォーに会えて 涙

 

 

 

『グアテマラの弟』(片桐はいり著)

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新年2冊目は『沈黙』から一転、

『グアテマラの弟』で大笑い。

ブックカバーはグアテマラの織物(イロイトー作)。

 

一年の疲れが出たせいか、

父の四十九日を控えているせいか、

『沈黙』があまりにつらかったせいか 笑

とにかく正月休みは気力が湧かず、悶々。

ぐったり過ごしていた。

 

が、録画しておいたNHKの新春ドラマ

「富士ファミリー」(木皿泉脚本)を見て気持ち上向く。

やっぱり笑う、っていい!

これは、片桐はいりさんあってのドラマだね〜

 

はいりさんといえば、グアテマラに永住する弟のことを

綴った『グアテマラの弟』。

イロイトーさんたちの展示会も控えていることもあり、

早速読んでみた。

 

軽快な筆運び。率直で感じたまま、ウラオモテのない生き方、

いいなぁ。

グアテマラに旅し暮らした珍妙な体験を楽しみつつ、

比較文化としても読める。

素直に楽しい。

 

次は、『わたしのマトカ』にしよう。

 

 

2017年は『沈黙』(遠藤周作著)から

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新年最初の一冊。

1/21から映画の公開も控えていることもあり、

遠藤周作の『沈黙』を開く。

 

江戸時代、厳しい弾圧によってキリスト教を棄教せよと

迫られた宣教師や信者たち。

壮絶な拷問シーンがありありと描かれ、終始辛い。

信仰とは何か、人間とは何か…

殉教、棄教、転ぶ…

自分ならどうするか…

葛藤に次ぐ葛藤、ともに苦しむ。

けれども、読み終えて、すがすがしい気持ちになってしまった。

なぜか…

どんな拷問を受けようとも信念を貫き、

信仰を守ろうとする宣教師や信者たちの

尊厳にあふれた言動や行いのせいか、なぜなのか…

 

読まねば、と思いながら手をつけられなかったけれど、

映画公開がきっかけとなった。

映像化、楽しみだなぁ。

 

 

 

 

映画術 ヒッチコック/トリュフォー

 

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時折、訪ねてきてくれて貴重な映画談義をしてくれる

映画フリークのお友達、M夫妻。

昨日、ドキュメンタリー映画「ヒッチコック/トリュフォー」

(2015/米・仏)のチラシを届けてくれました。

 

そこで引っ張り出したのが、30年ほど前、

当時トリュフォーファンだったこともあって、

大枚はたいて買った大著『映画術 ヒッチコック/トリュフォー』。
 

一つ一つの作品がヒッチコックとトリュフォーの

インタビュー形式で詳細に解説されているから、

わかりやすいし面白いのなんの。

80年代の半ば、小倉でも次々リバイバル上映されていた

ヒッチコック作品を見ては、この本を開いたもの。

トリュフォーの序文(といってもかなり長い!)が名文。

ここ読んだだけでも、〈映画作家〉ヒッチコック好き加減が

半端ないことがよくわかります。

 

当時2900円。20代の自分にとっては、高額だった記憶が…

勇気のいる決断だったけど、買ってよかったなぁ。

ということで、この本にまつわる映画「ヒッチコック/トリュフォー」、

絶対見なくてはなりません!

 

 

 

M夫妻は先日、「アルジェの戦い」、昨日は「スモーク」を観たという。

なんともうらやましい限り。

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父の生きる

 

いったいいつまで…

先の見えない介護生活でしたが、

家族の支えはもちろん、友人、知人、お客さま…

たくさんの方のご助言や本の力を借りて、

乗り越えることができた気がしています。

気持ちが張り詰めているとき、

思わず口走った泣き言を受け止めてくれた方たち。

心から感謝しています。

 

ひとりで悩まない、ということ。

同じ体験をされている方にとって、

何か自分でも役に立つことがあればよいのですが。