本、映画、ひと、猫、緑々農園、備忘録。。。
<< March 2024 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>
家族のその後

 

 

高次脳機能障害について、いろいろと調べている。

 

 

ブログに大切な家族、夫の入院という事態を
書いてから2か月がたつ。

 

2年前の6月、転倒して頭を打ち、
高次脳機能障害という症状に悩まされることに
なった夫。

軽度だったことやリハビリのおかげで
ほぼ生活に支障がない状態まで回復していたけれど、
なんと!
2か月前の今年6月、またも転倒して、
同じく頭部を強打し、ダメージを受けてしまった。


2年間、リハビリに励み、
ようやく通常の生活ができるまで回復していたというのに。

2年前と同じく高次脳機能障害との診断であるけれど、
症状は前より、深刻で。

現在リハビリ病院でリハビリに励んでいる。

 

が、失認、失行…
認知症と同じような症状がでているらしい。


運動機能のマヒというような
後遺症がないのが救いか。

 

何よりつらいのは、コロナで面会ができないということ。
本人の状態を把握したくても、できないという。

どんなにか不安だろう。

自分もだ。

 

後期高齢者なので、老いもあって今後どういう
状態になるのか、先行きはみえない。

 

不安はつのるが、考えても仕方ないと
無理やり自分を諭す日々。

いつも自分を励まし、支えてくれた大切な家族。
どういう状況にあっても
今後見守り、支えていこうと思っている。

 

 


奇跡を願って


 

メダカ家族、増加中!


かわいいかわいいメダカちゃん。
絶賛産卵中で、すでに30匹は赤ちゃんが誕生してる。


しかし、このままずっと増やすわけにはいかず…

みんなどうしてるんだろ?
艱難汝を玉にす

大切な家族が入院して、ちょっと凹んでいる。

何年かに一度ぐらい、試練っちゅうのがつきまとうのが人生、
って思ってたけど、ここ最近、
その期間が早くなってるような。



少し落ち着いてきたなぁ、乗り越えたかなぁ、
と思ってたら、またもや。



現状に甘んじるのは性に合わない自分の座右の銘は、昔から
「艱難汝を玉にす」。
だからか。
こうなるのは自業自得なんかな。

予測不能な我が人生。
神さま、またも試練をありがとう。

へこたれんぞ、やる気満々!



妄想中



こんな感じになったらなぁ…

 

緊急事態宣言、昨日、福岡は一応解除になった。

緑々は11周年を来週に控えている。
再開予定を立てなくては。。。

 

しかし、畑仕事の時間はけずれない。

緑々と家族(夫と猫)の世話と畑と、

なんとかバランスとっていかなきゃならぬ。

畑事始め…参考書籍

福岡正信さんと川口由一さんの本。
持ってはいたけど、ようやく出番が!





もはや知る人ぞ知る自然農のバイブル的存在。


そして、夫が使っていた10年前の家の光発行の雑誌も活用。
穴があくほど眺めている 笑

実家が農家だったから、
父が農文協の雑誌「現代農業」、
母が雑誌「家の光」を毎月、定期購読していた。

田舎で本屋も近くにない時代。

活字があれば手当たり次第、目を通していた。

中でも主婦向けの「家の光」は結構好きだった。
読み物としても面白かったし、料理も参考にしたりして
懐かしーー
 

千里の道も一歩から


無料で福岡正信さんや川口由一さんのお姿を拝見できるなんて!
それも繰り返し繰り返し。
いい時代になったもの。


耕さず、草や虫を敵とせず、肥料・農薬を用いることなく、

生命の営みにひたすら沿う自然農…

 

おふたりのお話を聴きながらの
野良仕事が今は楽しくてしかたがない。
自然農、あこがれはあるもののまだまだ。

しかし、千里の道も一歩から、というではないか。
できる範囲で少しずつやっていこう。
 

緑々農園だより、はじめます

2020年春、緑々農園誕生す。

 

土いじり楽し。

畑に夢中。

HPリニューアルしました

HPリニューアルしました♫

http://www.ao-ao.net

 

入荷情報やイベント案内など見やすくなりました。
ブログもお店ブログと店主ブログをひとつにしました。

引き続き、この「緑々暮し」綴っていきます。

 

過去のブログにもアクセスできるようになっています。

facebook、twitter、instagramにもトップページからアクセスできます。

フェアトレード、エシカル、手づくり、本…

ヨロズ情報をお届けします。
ぜひご利用ください!

ミルフォードトラックを歩く

 

iPhoneImage.png

2018/1/7〜16、10日間の緑々の冬休みにニュージーランドへ。

長年あこがれだったミルフォードトラックを歩き、

大自然の空気をたーーっぷり吸ってきました!

 

出発まで、どたばたとトレッキングの準備に追われ、
ニュージーランドがいったいどんな国か

調べないまま訪れることに。

旅の途中のガイドさんのお話によると、自然保護に徹底的に力を入れ、

政治はクリーン、ニュージーランド人は概ねのんびりしていて、
助け合い精神に溢れ、社会的弱者の立場を尊重する社会とか。


百聞は一見に如かず。
確かに、たった10日いただけですが、

日本とは何かが違う…とても心地よい空気が流れていました。

日本に戻ってすぐ1/19、「ニュージーランドの

37歳のアーダーン首相が妊娠を公表し、産休取得」
というニュースも飛び込んできて。。。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180119/k10011294381000.html

明らかに日本とは違うお国柄。

思いもよらず訪れた国から、今暮らすこの国について考える旅に。

 


ミルフォードトラックを歩けるのは一日50名限定。
世界中から集まったトレッカーたちと寝食を共にして、
全長33.5マイル(53.5キロ)を3泊4日で歩くという

ガイド付きコースでした。

 

まずは1日目。

この日はほんの1キロぐらいでロッジに到着。

iPhoneImage.png

 

本格的に歩き始めるのは2日目から。

ゆるやーかな登り道を16キロ。

ツアーガイドの昌子さんは、この旅中、出会った誰よりも

明るくパワフル。
ニュージーランド在住も長く、なんと220回も

ミルフォードトラックを歩いたという強者。

関東、北陸、東北、関西から集まった旅仲間の

みなさんも山歩きのベテランばかり。
情報交換ができるのも旅の醍醐味。

 

年中、雨の多いこの地域は苔やシダにおおわれ、

どこを見ても緑緑緑・・・

自然の生み出す造形をたっぷり味わえます。

 

 

 

 


世界一美しい散歩道(実際は散歩道ではなく、ちゃんとした登山道)

と称されるだけあって庭園の中を歩いているような美しさ。

 

鳥たちは、天敵がいないせいか、すぐ間近まで現れてくれる。

 

 

iPhoneImage.png

 

 

ロッジでは洗濯もでき、乾燥室もあるので、着替えは最小限でよい。

とはいえ、まあまあの重さ。

 

山の中のロッジとは思えない、豪華なディナー付き。

毎晩こんな感じ。ビールもワインもあり。

携帯もつながらず、テレビもなにもないので、ゆっくりすごせる。

 

3日目は長い長いアップダウンのある道を15キロ歩く。

ハイライトのマッキノン峠は、残念ながらあいにくの天気。

雨は降らなかったが、風も強く、霧で視界悪し。

 

峠越え後の下りで脚の調子を悪くした相方には

ちょっとハードな日となってしまった。

頑張ってくれてありがたし。

 

自分は、といえば…

疲れで体が重くなるどころか、歩けば歩くほど

身にまとっていたストレスを手放し、どんどん身軽になっていく 笑
山はいい、山の中で暮らしたい、と始終叫んでおりました。

 

小さくてかわいい花々があちこちに咲き乱れ、

疲れも吹き飛ぶ。

 

サウスアイランド・エーデルワイス

 

iPhoneImage.png

 

シダの新芽(コル)は「始まり」の意味を持ち、縁起が良いとされる。

 

 

4日目は晴れ。ラスト21キロ。

 

 

あちこちで見られる滝。



大地も山も岩でできているらしく、

雪も雨も沁み込むことがなく、流れ出し、

滝となるらしい。

 

滝に飛び込む人々。水温はかなり低め。

 

ついに終点、サンドフライポイントに到着!!

 

50人を率いてくれた4人のガイドさん。

 

5日目は、ミルフォードサウンドクルーズへ。

船上でフィヨルド見学です。

 

ダイナミックな滝、鑑賞。

iPhoneImage.png

 

 

 

 

ミルフォードトラックから離れ、旅のもう一つの見どころ、

アオラキマウントクックへ。

 

往復3時間のネイチャーガイド付のハイキング。

国立公園内で暮らす人々は、固有種の保護のため、ペット禁止、

家庭菜園禁止だとか。自然保護、徹底しています。

快晴!

氷河におおわれた山と氷河湖。

iPhoneImage.png
 

ありえない緑色のテカポ湖。

 

あちこち見られる羊・牛・鹿(食用って)の放牧風景。

iPhoneImage.png

夜9時でこの明るさ!

iPhoneImage.png

ニュージーランドワインも美味しくいただきましたが、

クラフトビールもお気に入り。行く先々でオーダー。

 

夏ですから。。。

 

ニュージーランド航空の飛行機のデザインは、

シダと新芽(コル)。カッコいい!

 

加水分解した登山靴。

なんとか歩き通せましたが、危ないところでした。

 

旅のお供に持って行った2冊、『僕たちはこの国をこんなふうに

愛することに決めた』『アイヌの昔話 ひとつぶのサッチポロ』

気分とマッチして大正解。

 

緑を浴びた日々。
iPhoneImage.png
叶うならばまたいつか歩きに行きたいもの。

せっかく吹き飛ばしたストレス、ためないよーにしなくては。
 

 

『戦中派不戦日記』を読む

iPhoneImage.png

読みたかった本。

 

『戦中派不戦日記』(山田風太郎著)

昭和20年の一年間を丹念に綴った日記。

市井の人々のありあさまがありありと描かれ、

あの日に近づくにつれて、ハラハラドキドキ。

日記文学と称されるだけあって、ただの日記ではない。

史料としても価値あるもの。

引き続き『虫けら日記』『闇市日記』『復興日記』…

読みたいもの。

10代後半からしばらくは、山田風太郎の忍法帖シリーズに夢中だった。

半村良も良く読んだなぁ。

 

並行して読んでいた『今夜すべてのバーで』(中島らも著)は、

作者自身のアルコール依存との壮絶な体験に基づいた小説。

上手いなぁ、面白く読む。

依存症は酒やドラッグだけではない。

ギャンブル、買い物、セックス…

なんにしても依存症は、人ごとではない。

巻末に中島らも×山田風太郎の対談付き。

いいタイミング。

読むと書く、話す

iPhoneImage.png

読むことをあきらめていたこの秋。

ようやく時間が戻ってきた。

 

ちょっと大げさかもしれないが、

自分にとって文字は、もはや血や肉と同じ。

文字を入れなければ生きた心地がしない。

 

空いた時間があれば、読む。

読みたい本が山積み。

読みたい本があることの幸せをかみしめる。

 

 

先日、若松英輔さんの講演があるというので、

早じまいして箱崎のブックスキューブリックまで聞きに行った。

最新刊『言葉の羅針盤』発行記念ということだったが、

とくに本の中味に触れるというわけでなく、

主に「読むと書く」についての講話。

  

若松さん、作品もいいが語り口も好き。

腑に落ちることがたくさん。

穏やかで冷静ではあるが、情熱的。

おのずと引きこまれる。

「読むとは自分の言葉を探す旅のようなもの」という。

読むこと、書くこと、そして話すことはつながっている、と思う。

歩いた歩いた

定休日、久しぶりに相方と朝からウォーキング。

自宅から10キロほどの距離にある温泉

「あじさいの湯」まで歩き、入浴後、

無料送迎バスで帰ろうという算段。

 

気持ち良い雑木林。

 

 

サワガニ発見!ヘビもいた。

 

 

iPhoneImage.png

河内貯水池ではカワセミを目撃。



ほとりの商店通過。

 

 

彼岸花のころ。田んぼのうえは、あじさいの湯。

 

この日、30度近い気温。

汗だくであじさいの湯に到着。

が、なんと!

改修工事で休館。それもまさかの工事初日…

いちおう行く前、開館してるか、調べたけど、

工事なんてどこにも掲載されておらず。

 

しかたなく上重田まで歩き、

バスで帰ろうかと思ったものの、

歩く勢いが止まらず、車道から外れ豊町に降りる。

さらに大蔵を過ぎ、七条のバス停まで歩くことに。

 

結局5時間ほど、20キロ近く歩いただろうか。

今朝は筋肉痛で目覚める。

心地よい疲労。

秋だ、読書だ


仕事関連の本を読むことに追われた8月。
ようやく解放さる…


積ん読だった本たちに着手。

あれ、男性ばかり。

『出発は遂に訪れず』(島尾敏雄著)読んだら、
『狂う人』(梯久美子著)読みたい。
平和をあきらめない

この8月、いつも以上に戦争と平和について考えている。

 

 

 

 

戦争は無意味でしかない。

2度とこのようなことがあってはならない。

 

2017/8/6広島 平和宣言

http://www.city.hiroshima.lg.jp/www/contents/1110537278566/

 

2017/8/9長崎 平和宣言

http://nagasakipeace.jp/japanese/peace/appeal/2016.html

 

平和をあきらめたくない。

 

映画「コスタリカの奇跡 積極的平和国家のつくり方」

には、希望があふれている。

たくさんの方に観てほしい。

映画「彼女の人生は間違いじゃない」

iPhoneImage.png

監督廣木隆一。

 

震災後、デリヘル嬢となり、福島と東京を

行き来する公務員の主人公。

妻も仕事も失い、酒におぼれるその父。

原発作業員の夫と精神が壊れてしまった妻。

地域の復興に奔走する公務員と新興宗教に溺れるその家族。

 

なにも特別なことが起きるわけではない、

今を生きる、福島のごく普通の人びとを淡々と描く。

あの日の後、家族を失い、住処を失い、仕事を失い、心を失い…

すべてが変わってしまった。

変わってしまったことを受け入れられないのに、

ただただ日常を受け入れるしかない人々。

叫ぶことさえできない人々。

忘れようとしても忘れられない記憶が人々の心を揺さぶる。

静かな場面にも、その心の叫びが聞こえるようだ。

 

誰にでも起きうることだった。

誰にもかけがえのない日々があったのだ。

 

京都で観た3本のうちの一つ。

心に残る映画だった。